長期分散投資として新興国株ETF(SPEM)を購入しています。
しかし、SPEMは中国・台湾の比率が高く、
バランスが悪くなってしまうため、
国別のETFを追加で購入しています。
今回バフェット太郎さんの動画で、
注目すべき新興国株ETFを紹介していました。
その中で、
インド株ETFとインドネシア株ETFには投資を開始していましたが、
その他の投資はまだ行っていなかったため、
今後注目していこうと考えています。
前回のマレーシア株ETF(EWM)、
に引き続き、
今回はブラジル株ETF(EWZ)について調べていきます。
<EWZの特徴>
・名称:EWZ( iShares MSCI Brazil ETF)
・概要:ブラジル株式で構成される指数と同等の投資成果を目指したETF
・経費率:0.57%
・組み入れ銘柄:49社
・分配利回り:8.84%
参照:blackrock
株価は2018年にピークをつけ、その後は1/3の価格で推移しています。
続いて組み入れ上位銘柄に注目します。
CIA VALE DO RIO DOCE SH(18.18%)
・鉄鉱石・ニッケル・マンガン・石炭・銅の採掘・精錬。
・その中で鉄鉱石とニッケルは世界一の製造会社。
・株価はコロナ前と同水準まで下がってきた。
・株価は2008年ピーク時の約1/3。
・売上高・EPS共に伸び悩んでいるがコロナ前より増加。
参照:ロイター・VALEホームページ
PETROLEO BRASILERIO PREF SA (8.30%)
PETROLEO BRASILERIO SA PETROBRAS (6.95%)
・石油・ガスの探鉱・生産、精製
・株価はコロナ後より緩やかに右肩上がりに成長。
・2008年の株価のピークより約1/6の価格で推移。
・売上高・EPS共に右肩上がりに増加
ITAU UNIBNCO HOLDING PREF SA (6.12%)
・ブラジル最大の民間銀行であり、ラテンアメリカ最大の金融機関
・コロナ前の株価をいまだ回復していない。
・売上高・EPSともに増加傾向だがコロナ前の水準を回復していない。
参照:ロイター・itauホームページ
BANCO BRADESCO PREF SA (4.19%)
・ブラジルで総資産で第3位の銀行
・株価は横ばいでピークの1/2で推移。
・売上高・EPSは2020年に下落し、その後改善。
参照:ロイター・Brasilian Bank Ranking
おまけ<ブラジル レアルに縦軸を変換すると>
<まとめ>
・EWZの組み入れ銘柄1位のみコロナ前の株価を更新。
・コロナ後より組み入れ上位5銘柄中4銘柄は売上高・EPS共に増加傾向。
・どの銘柄も株価はピーク時より1/2-1/6と低い水準で推移。
・対ドルのレアル安が株価に強く影響している。
・上位構成銘柄は優良企業が多く、非常に魅力的なETF。
・業績が上向きの企業ばかりであるため、非常に割安で放置されているように見える。
・しかしながらラテンアメリカ株ETF(ILF)と構成銘柄が似通っているため、
投資をするにしてもどちらかで良いと考えられます。
コメント