長期分散投資として購入している、ラテンアメリカ株ETF(ILF)。
現在配当も高く、S&P500もアウトパフォームする動きをみせており注目しています。
現在の状況が追加投資のタイミングであるのかを検証していきます。
<ILFの特徴>
・名称:ILF(iShares Latin America 40 ETF)
・概要: index composed of 40 of the largest Latin American equitiesに連動
・経費率:0.48%
・組み入れ銘柄:41社
・分配金:7.41%
ブラジルとメキシコの比率が高いETFとなります。
株価は新興国株ブームの時まで上昇しておらず、
コロナ前の株価までもまだ回復していません。
S&P500が下落しているタイミングで上昇しているため、
S&P500との比は0.06まで戻ってきています。
続いて組み入れ上位銘柄に注目します。
VALE ADR REPRESENTING ONE SA (17.89%)
・鉄鉱石・ニッケル・マンガン・石炭・銅の採掘・精錬。
・その中で鉄鉱石とニッケルは世界一の製造会社。
・株価はコロナ前を大きく上回っている。
・売上高・EPS共に伸び悩んでいる。
参照:ロイター・VALEホームページ
PETROLEO BRASILEIRO ADR REPTG PRE (6.92%)
PETROILEIRO ADR REPTG SA (5.93%)
・石油・ガスの探鉱・生産、精製
・コロナ後より緩やかに右肩上がりに成長。
・売上高・EPS共に右肩上がりに増加
ITAU UNIBANCO HOLDING ADR REP PRE (5.41%)
・ブラジル最大の民間銀行であり、ラテンアメリカ最大の金融機関
・コロナ前の株価をいまだ回復していない。
・売上高・EPSともに増加傾向。
参照:ロイター・itauホームページ
AMERICA MOVIL L (4.85%)
・ラテンアメリカで総合的な電気通信サービスを提供する企業
・株価は直近高値が最高値更新。
・売上高・EPS共に右肩上がり
<まとめ>
・ILFの上位3銘柄は鉱物とエネルギーのコモディティ関連株
・現在のコモディティ価格上昇に後押しされる形でILFが上がっている。
・今後のコモディティ価格の動向に大きく左右される。
・現在石油価格は急騰していて、上がりすぎが指摘されています。
・ニッケルは現在急騰していますが、ボラティリティが高く、今後どういう動きになるかが全く読めません。
・今後もしばらくはコモディティ価格は上昇すると判断する場合は、魅力的な投資先だと考えます。
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