長期分散投資として新興国株ETF(SPEM)を購入しています。
しかし、SPEMは中国・台湾の比率が高く、
バランスが悪くなってしまうため、
国別のETFを追加で購入しています。
今回バフェット太郎さんの動画で、
注目すべき新興国株ETFを紹介していました。
その中で、
インド株ETFとインドネシア株ETFには投資を開始していましたが、
その他の投資はまだ行っていなかったため、
今後注目していこうと考えています。
前回のマレーシア株ETF(EWM)に引き続き、
今回はトルコ株ETF(TUR)について調べていきます。
<TURの特徴>
・名称:TUR( iShares MSCI Turkey ETF)
・概要:トルコ株式で構成される指数と同等の投資成果を目指したETF
・経費率:0.57%
・組み入れ銘柄:47社
・分配利回り:3.52%
参照:blackrock
株価は2010年11月にピークをつけています。
200日移動平均線がレジスタンスとなっています。
続いて組み入れ上位銘柄に注目します。
EREGLI DEMIR VE CELIK FABRIKALARI(8.58%)
・鉄鋼製造会社。
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向。
BIM BIRLESIK MAGAZALAR A (7.08%)
・食料品や生活用品の販売。
・トルコ国内に8407店。モロッコとエジプトにも出店。(2020年時点)
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向
KOC HOLDING A (5.60%)
・ エネルギー・自動車・耐久消費財・投資事業。
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向。
TURKIYE PETROL RAFINERILERI A (5.46%)
・石油製品の精製・販売
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPSは2020年に下落し、その後改善。
AKBANK A(5.14%)
・マレートルコ最大級の財閥を率いるSabancı family傘下の銀行。
・株価はコロナ前の水準を超える動きを見せる。
・売上高・EPS共に増加傾向。
参照:ロイター・業界別売上高ランキング
<補足>なぜ上位銘柄が好調なのにTURは下落しているか?
これは大いに為替が関連していると思います。
トルコリラは一貫して、USドルに対して安くなっています。
それぞれの株価をUSDでみてみると、
株価の印象は大きく変わります。
<まとめ>
・TURの上位5銘柄はすべて最高値を更新中。
・売上高・EPS共に増加傾向の企業ばかり
・しかし為替の影響でTURは下落傾向。
・上位構成銘柄は優良企業が多く、非常に魅力的なETF。
・現在は一貫してトルコリラ安が続いているため、
この状況が改善すれば、株価は著明な回復が見込まれる。
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