長期分散投資として新興国株ETF(SPEM)を購入しています。
しかし、SPEMは中国・台湾の比率が高く、
バランスが悪くなってしまうため、
国別のETFを追加で購入しています。
今回バフェット太郎さんの動画で、
注目すべき新興国株ETFを紹介していました。
その中で、
インド株ETFとインドネシア株ETFには投資を開始していましたが、
その他の投資はまだ行っていなかったため、
今後注目していこうと考えています。
前回のマレーシア株ETF(EWM)、トルコ株ETF(TUR)、
ブラジル株ETF(EWZ)に引き続きメキシコ株ETF(EWW)について調べていきます。
<EWWの特徴>
・名称:EWW( iShares Mexico Brazil ETF)
・概要:メキシコ株式で構成される指数と同等の投資成果を目指したETF
・経費率:0.50%
・組み入れ銘柄:46社
・分配利回り:2.04%
参照:blackrock
株価は2013年4月にピークをつけています。
長らく抵抗線になっていた200日移動平均線を超えてきています。
続いて組み入れ上位銘柄に注目します。
AMERICA MOVIL L (18.29%)
・電子通信サービス会社
・ラテンアメリカをはじめ、オーストリア、ブルガリアなど欧州でも事業を展開
・株価はゆるやかな右肩上がり。
・売上高は横ばい・EPSは2020年の落ち込み後に増加傾向。
WALMART DE MEXICO V (10.8%)
・食料品や生活用品を低価格で販売。
・1991年にメキシコシティに初店舗。2000年に現在の名前に変更。
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向
GPO FINANCE BANORTE (8.66%)
・ 総資産第3位の銀行事業。
・株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向。
FOMENTO ECONOMICO MEXICANO (7.88%)
・主にコカ・コーラ事業・ヘルス関連や燃料関連の小売り事業を行っている。
・株価は右肩上がり。
・売上高は右肩上がり・EPSは2020年に下落しその後改善。
GROUPO MEXICO B (4.13%)
・金・銀・銅・亜鉛・モリブデン採掘・販売。
・株価は右肩上がり
・売上高・EPS共に増加傾向。
<補足>縦軸をPESOからUSDに変更すると
他の国と同様、
USDに対してPESOは右肩下がりを示しています。
それぞれの株価をUSDでみてみると、
株価の印象は大きく変わります。
<まとめ>
・EWWの上位5銘柄はすべて株価は右肩上がり。
・売上高・EPS共に増加傾向の企業が多い。
・しかし右肩下がりの為替の影響でUSDでは株価はほぼ横ばい。
・現在は一貫してメキシコペソ安が続いているため、
この状況が改善すれば、株価は著明な回復が見込まれる。
・他の国と比較して、USDで株価は横ばいであり、
ETFも抵抗線だった200日移動平均線を上抜けている為、
非常に魅力的な投資先である。
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