連日金の最高値が更新されています。
保有している金の価格が上昇することは喜ばしい事ですが、出口戦略も考えなくてはいけません。
前回、金の適正価格を調べた時より金価格は上昇していますので、まずその点から評価していきたいと思います。
金価格と公的債務残高の増加率(1970年を基準)

前回比較した時と比較して、金価格倍率は国債より1.2倍大きくなっています。
しかし過去をさかのぼってみると、その程度の倍率の差は度々認めます。
金価格の年初比最高値変化率






現時点では年初の始値から比較すると+62%上昇しています。
60%を超える年は、
1973年(+98.8%)、1974年(+72.1%)、1979年(+142%)、1980年(+79.3%)、1982年(+64.6%)
と過去には5回しかありませんでした。
ちなみに、1973年は第一次オイルショック、1979年は第二次オイルショックにより世界的インフレが発生した事が原因となっているようです。
この時期、金価格はそれぞれ2年間で3倍と4.5倍に急騰しています。
1982年の金価格上昇は1980-1982年金価格急落からの短期筋の買戻しによるもののようです。
金価格上昇率と金価格
次に、金価格上昇率と具体的な金額を示すと、
+70%: 4,460 USD/oz
+80%: 4,723 USD/oz
+90%: 4,985 USD/oz
+100%: 5,248 USD/oz
まとめ
現在オイルショックのような外的要因によるインフレが起きているわけではない為、ここまで金価格が上昇するのは、投機的な要因が影響している可能性がありそうです。
今は勢いがありますが、過去の上昇率と強力な外的要因が無い事を踏まえると、金価格がこのまま一直線に5,000 USD/ozに行く事はないのではないかと考えております。
ひとまず、金価格が4,500 USD/oz 程度に到達した時点で一旦リバランスを行おうと考えています。
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