昨日は、中国のレアアース輸出規制に端を発する米中関税問題の再燃により、株式市場は大きく動きました。
資金の避難先としては、前回の記事で検討した米国債や金が選ばれている様子でした。
一方、金以外のコモディティは今まで検討していなかった為、歴史的な暴落局面時の銀・プラチナ・パラジウム・レアメタル・Bitcoinの動きを振り返り、今後の方針を再考したいと思います。
①ITバブル崩壊(2000年3月~2002年9月)
・銀価格は11%下落(最大21%下落)


参考:Investing
・プラチナ価格は21%上昇(最大71%上昇)


参考:Investing
・パラジウム価格は54%下落(最大55%下落)


参考:Investing
②リーマンショック(2008年9月~2009年2月)
・銀価格は5%上昇(最大17%上昇)

・プラチナ価格は15%減少(最大32%下落)

※なぜかInvestingの過去データで2009年2月が反映されませんでした。
・パラジウム価格は36%下落(最大48%下落)

③コロナショック(2020年2月~4月)
・銀価格は12%下落(最大36%下落)

・プラチナ価格は6%下落(最大29%下落)

・パラジウム価格は28%下落(最大40%下落)

参考:Investing
・レアアースETF(REMX)は14%下落(最大35%下落)

参考:Investing
・Bitcoin価格は8%下落(最大57%下落)

参考:Investing
まとめ
過去の暴落時の金以外のコモディティの価格の変動を振り返りました。
暴落期間中に価格が上昇する商品もありましたが、大半は下落し、一貫して価格が上昇する商品は無い事が分かりました。
昨日の大きな下げの局面で、銀とパラジウム価格は上昇していたため金と同じような安全資産となりうるかと考えましたが、過去を振り返ると決して安全資産とは言えないと考えます。
(アイキャッチ画像はUnsplashのNick Fewingsが撮影した写真)
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