昨日のCPIの発表を受けて、
インフレが市場予想を下回る動きが好感され、
米国をはじめ株式市場は急上昇しました。
米国10年債利回りもピークを付けたような動きを見せています。
以前、大暴落時の株価と米国10年債利回りの動きを振り返った時、
10年国債利回りがピークをつけた後にS&P500の底値が
確認されることが多かったでうす。
果たして、この先に株式の底値があるのでしょうか。
今と似ている状況の1970年代と比較してみます。
現在:CPIと米国株と米国10年債利回り

(オレンジ:CPI 黄色:米国10年債利回り 青:S&P500)
現在はCPIがピークを付けたような動きを見せた為、
米国10年債利回りは大きく下落し、
S&P500も底打ちしたような動きを見せています。
1970年代:CPIと米国株と米国10年債利回り

当時は一度CPIは12でピークをつけています。
米国10年債利回りは7%程度で横ばいに推移しています。
S&P500はCPIのピークより前より底打ちして上昇しています。
その後CPIは再度上昇していますが、
S&P500は大きな下げを見せていません。
むしろ緩やかな右肩上がりを形成しています。
米国10年債利回りは政策金利上昇に合わせて上昇をしています。
まとめ
1970年代はCPIや米国10年債利回りは今より高いですが、
動きは非常によく似ており、
参考になる部分は大きいと考えています。
1970年代を参考にすると、
この後に再度CPIが急上昇を示したとしても、
CPIが1回目のピークを付けた今が、
株式投資にとって一番安全なタイミングといえます。
まだまだ市場は不安定で、
一直線に急上昇するとは思っていません。
しかし、株の買い増しは行っていくことに躊躇するような時期ではないと考えています。
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