(オレンジ色:CPI、青色:FF rate)
現在CPIはピークをつけて下がってきており、FF rateはペースを緩めつつも増加している状況です。
1970年代をさかのぼってみると、CPIは一旦大きく下がり、再度上昇しています。
そのため、FRBとしてはこの第2波をなんとか起こさないよう苦心していることが伺えます。
1970年代の失敗はCPIの減少に先んじてFF rateを下げた事が敗因であると考えられていると思います。
そのため、FRBはしばらくFF rateを高い水準で維持するメッセージを発信しています。
しかし、Michael Burryはどのような策を弄しても第2波は必ず来るとTwitterでつぶやいていました。
そのため個人投資家としては、ポートフォリオの調整を行う上で、
第2波の起点(1976年12月)となったカテゴリーを振り返っておくことが重要だと考えました。
食料品
(オレンジ色:CPI、青色:食料品価格)
・食料品は1976年までで一旦価格は横ばいに推移するが、そこから急上昇を認める。
・さらに細かく見ていくと、外食費用よりお家ご飯の方が1967年の増加を反映しているように見える。
エネルギー
(オレンジ色:CPI、青色:エネルギー価格)
・エネルギー価格の急上昇の起点は1979年2月とCPIより遅い。
衣類
(オレンジ色:CPI、青色:衣類価格)
・持続的に上昇しており、第2波の起点との相関はなさそう。
車
(オレンジ色:CPI、青色:新車販売価格)
CPI上昇に先んじて、価格がジャンプアップするような上昇。
(オレンジ色:CPI、青色:中古車販売価格)
・CPIに遅れて上昇している。
医薬品
(オレンジ色:CPI、青色:医薬品価格)
・持続的に上昇しており、第2波の起点との相関はなさそう。
住居
(オレンジ色:CPI、青色:住居費)
・持続的に上昇しており、第2波の起点との相関はなさそう。
現在のCPIと新車の相関
(オレンジ色:CPI、青色:新車販売価格)
・今回振り返った中では新車販売価格が一番CPI第2波の起点と関係があるように見えました。
・現在の状況を見てみますと、新車販売価格は依然増加傾向続いていいるように見えます。
・CPIが下落する中で新車販売価格がどのように動くかを注視していこうと思います。
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