どのタイミングで現金比率を下げるか?

長期投資

9月のCPIは予想を上回り高止まりの様相を見せています。

株式市場のボラティリティは高く、方向性が定まっていない様に見えます。

今年に入ってからインフレーションレートと政策金利の差から、

ポートフォリオ現金比率を大きくしていましたが、

どのタイミングでこれをもとに戻すのかを今まで明確に決めていませんでした。

今がその時であるのか考えていきたいと思います。


CPI

CPI(月足)
Inflation Rate (CPI 前年比)

・CPIは直近は横ばいに推移。

・CPI(前年比)はピークを形成中。


core CPI

core CPI (月足)
core CPI (前年比)

・core CPIは上昇傾向

・core CPI(前年比)も上昇傾向


現時点ではCPI (前年比)はピークをつけているにも関わらず、

core CPI(前年比)はまだピークをつけていません

FRBはcore CPIの動きを重視しているとよく聞きますが、

果たして、core CPIがピークをつけるまで待った方が良いのでしょうか?

高インフレであった1980年代に注目してみましょう。


1980年代のCPIとcore CPI

相関(CPI & core CPI)

(オレンジ:CPI 青:core CPI)

・1970-80年代を見ると、CPIはcore CPIに先行してピークをつけている。

・1980年では6か月のタイムラグがある。


今後の方針

以前考察したインフレと中長期的投資戦略では、

CPI(前年比)がピークを付けたら、米国債・株式の購入を考えていました。

今回、CPIとcore CPIを比較したところ、

CPIの方が早くピークをつける傾向があることが分かりました。

今後FRBの決定により、CPIが2峰性のピークをつける可能性はゼロではないですが、

前回の失敗を踏まえ、容易に政策金利を下げる事はしないのではないかと考えています。

そのため、今回のCPIの結果を受けて、

今月から現金比率を下げ株の比率を上げていこうと考えています。

ただし、前回の考察のように一般的には

債券利回りがピークをつけた後に株式が底値を付ける事が多いため、

それを確認するまでは少しずつの買いに抑えていこうと考えています、

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Image by StockSnap from Pixabay

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