現在安全資産といわれる金の価格が急上昇しています。

チャートで見ると、金の価格は何度か急上昇を認めますが、そのタイミングが暴落と関連するのかは今まで検証したことがありませんでした。
そのため、今回は金価格の上昇タイミングと過去の暴落時期を比較していきたいと思います。
1970年代

参考:Investing


参考:Investing
・過去の表を見ると、起点は1978年の5月。そこからピークの1980年1月まで5.2倍(+420%)の上昇を認めます。
・タイミングとしてはオイルショック(1973年1月~1974年12月)とブラックマンデー(1987年10月~1989年)のちょうど間の時期になります。
1980年代



・起点は1982年7月で、そこからピークの1983年1月まで1.68倍(+68%)の上昇を認めます。
・タイミングとしてはブラックマンデー(1987年10月~1989年)の前の時期になります。
2000年代



・起点は2005年9月で、ピークの2008年3月まで2.4倍(+140%)の上昇を認めます。
・タイミングとしてはリーマンショック(2007年10月から2009年3月)の以前から最中にかけてになります。
2010年代



・起点は2008年11月で、ピークの2011年8月まで2.7倍(+170%)の上昇を認めます。
・タイミングとしてはリーマンショック(2007年10月から2009年3月)の最中から以降にかけてになります。
2020年代



・起点は2019年5月で、ピークの2020年7月まで1.6倍(+60%)の上昇を認めます。
・タイミングとしてはコロナショック(2020年2月から3月)の以前・最中・以降にかけてになります。
現在



・起点は2024年3月で、ピークはまだ形成していませんが現在まで1.9倍(+90%)の上昇を認めます。
・タイミングとしては次の暴落と関係あるのでしょうか。
まとめ
・1970年代や1980年代の金価格の急上昇は、暴落のタイミングとの関連は低そうでした。
・2000年代以降は金価格急上昇の起点となった月から2年以内に大暴落が起きています。
・大暴落の回数が少ないので、関連があるかどうかの検証はできませんが、2000年代以降は大暴落前に金価格は急上昇している為、現在の状況は注意が必要であると考えています。
・また2000年代以降は大暴落の期間が過ぎても金貨価格の上昇が続いています。もし、今回大暴落が起こっても、すぐに所有の金の割合は下げず、下落が落ち着いて来た段階で少しずつポートフォリオの金の割合を調整した方が良いかもしれません。
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