米国債の利回りは軒並み上昇しています。
一方、長期的に購入している米国債ETFはかなり低い水準まで下落しており、
中長期戦略に準じて、購入する準備をすすめた方が良いかなと考えています。
しかし、どのETFを順番に購入すべきかまだ方針が固められていません。
今回は米国債ETFのTIP,BND,TLTとVIXとの関係に注目してみます。
TIP

・高値から‐8.7%下落
・コロナショック時の安値46.38にはまだ到達していない状況

・VIX40を超えた後VIXが下落していく最中は、TIPと負の相関を示す。
BND

・高値より‐20%下落
・コロナショック時の安値は下回るが、リーマンショック時の安値67.00には到達していない

・VIX40に達したレベルの恐怖の後では下落するVIXに対してBNDは負の相関は認めない。
・VIX40を大きく超えた恐怖の後では下落するVIXに対してBNDは負の相関を認める。
TLT

・最高値より‐43%の下落
・2014年以来の安値に到達している。

・VIXとTLTは正の相関を認める。
・現在はいつもと真逆の動き。
まとめ
・直近高値より下落率が大きいのはTLT>BND>TIP
・VIX40を超えた後に上昇が期待できるのはTIP>BND
・TLTは過去をみるとVIXと同じ方向に動くが、今回は逆方向。
・個人的には下落率が高いTLTが魅力的に考えていましたが、過去の動きと逆に動いている点はすごく不気味に感じます。
・VIX40を超えるまではTLTを優先に購入していき、VIX40を超えて下がってきた段階でTIPを優先的に購入しようと現在は考えています。
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