私が投資の参考としている方の中で、”じっちゃま”こと広瀬隆雄さんがいます。
この時期になると強調されるのが「Labor day明けの1週間の相場をよく観察しなさい。」
というメッセージです。
これはリーマンショックや大恐慌がこの時期が起点となったという考えからです。
今回1970年から2021年のLabor day明けとその年の9月から12月のS&P500の成績を表にしてみました。
Labor day明けとその後の株価
・price(Day):Labor dayの翌日の株価変化率
・price(Day):Labor day明けの週の株価変化率
・price(9-12):9月の始値から12月終値の株価変化率
を表しています。
青い部分はマイナスの変化率部分を強調しています。
表からわかること
・Labor day翌日は26/51(51%)でマイナス
・Labor dayの週は28/51(55%)でマイナス
・9月-12月は12/51(24%)でマイナス
・9月-12月で10%以上下落した年でもLabor dayの週がプラスの年(1987年)がある
相関関係
・横軸をLabor day明け1週間の株価の変化率
・縦軸を9月から12月にかけての株価の変化率
・点線は近似直線 になります。
ほとんどの年はこの近似直線のように正の相関を示しますが、
暴騰あるいは暴落した年は外れ値になり、あまり参考になりません。
考察
過去51年間を振り返ってみましたが、
Labor dayの週の株価とその年の年度末までの株価には明確な相関はなさそうです。
一方、
9月から12月は比較的株価は上がりやすいという傾向はわかりました。
しかしながら、
1970年代から1980年代の9月から12月株価は低迷しています。
現在のインフレーションレート8.5を超えていた時期は
①1973年11月~1975年8月
②1978年10月~1982年1月
ですが、
その時期の9月から12月の株価は概ね低迷しています。
そのため、今年も株価が低迷する可能性が高いと考えています。
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