今後景気後退が来ると考え、現在現金の割合を高め経過を見ています。
景気後退が来た場合に備えて、底値はどこになるかを調べてみようと思います。
景気後退期
参照:National bureau of economic research
景気後退期には失業率が急激に上昇する事が上記の図でよくわかります。
<景気後退期> 開始 | 終了 | 期間 |
1948年11月 | 1949年10月 | 11カ月 |
1953年7月 | 1954年5月 | 10カ月 |
1960年4月 | 1961年2月 | 10カ月 |
1969年12月 | 1970年11月 | 11カ月 |
1973年11月 | 1975年3月 | 1年4カ月 |
1980年1月 | 1980年7月 | 6カ月 |
1981年7月 | 1982年11月 | 1年4カ月 |
1990年7月 | 1991年3月 | 8カ月 |
2001年3月 | 2001年11月 | 8カ月 |
2007年12月 | 2009年6月 | 1年6カ月 |
2020年2月 | 2020年4月 | 2か月 |
上記が1948年以降の景気後退期になります。
それでは、この期間のS&P500と米10年国債金利の動きを調べていこうと思います。
1948年11月-1949年10月
・株価は期間中5%下落(最大で18%下落)。
・株価が底打ちしたタイミングより前に米10年債利回りは下落。
1953年7月-1954年5月
・株価は期間中17%上昇(最大で7%下落)。
・米10年債利回りは一貫して下落。
1960年4月-1961年2月
・株価は期間中11%上昇(最大で6%下落)。
・米10年債利回りは下落。
1969年12月-1970年11月
・株価は期間中11%下落(最大で23%下落)。
・底打ちのタイミングより前で米10年債利回りは下落。
1973年11月-1975年3月
・株価は期間中10%下落(最大で12%下落)。
・米10年債利回りは一貫して上昇
1980年1月-1980年7月
・株価は期間中10%上昇(最大で6%下落)。
・株価底打ちのタイミングで米10年債利回りは下落。
1981年7月-1982年11月
・株価は期間中10%上昇(最大で18%下落)。
・株価底打ちのタイミングで米10年債利回りは下落。
1990年7月-1991年3月
・株価は期間中3%上昇(最大で16%下落)。
・株価底打ちのタイミングで米10年債利回りは下落。
2001年3月-2001年11月
・株価は期間中11%下落(最大で21%下落)。
・米10年債利回りは株価底打ちの前から下落。
2007年12月-2009年6月
・株価は期間中37%下落(最大で53%下落)。
・米10年債利回りは株価底打ちの前から下落。
2020年2月-2020年4月
・株価は期間中20%下落(最大で29%下落)。
・米10年債利回りは株価底打ちの前から下落。
まとめ
・景気後退期の株価下落の割合:55% (6/11)
・景気後退期に底値がくる割合:91% (10/11)
・株価底値前に米10年債利回りが下落する割合:91%(10/11)
・景気後退期には株価が底打ちする可能性が高い事、その前に米10年国債利回りが下落を示す事が分かりました。
・現在現金の割合を高めていますが、景気後退期に入った後は、今まで以上に米10年債国債利回りに注目し、下落した時点から株式の割合を高めていこうと思います。
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