好調な株式市場とバブルの指標

長期投資

5月14日、S&P500は半導体株の強い牽引を受けて史上最高値を更新しました。特にAI関連需要の拡大を背景に、半導体セクターは依然として強いモメンタムを維持しています。

一方で、足元ではインフレ再加速の兆しが見られ、FRBが追加利上げに踏み切る可能性も市場で意識され始めています。政策金利が高止まりする局面では、一般的に高PER株が売られやすいため、現在の株価水準に対する警戒感も徐々に高まっています。

そこで今回は、 「現在の市場はバブルなのか?」 というテーマを深掘りするために、過去のバブル期と現在の主要指標を比較してみたいと思います。

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S&P 500 PE Ratio

・1928年~

・1996年~

参照:macrotrends multpl

<S&P500 の PER

・S&P500 全体の株価が、構成企業の 1株当たり利益(EPS) の何倍で取引されているか

・長期平均値約15〜17倍

・過去100年間を通してみるとPERは徐々に高くなっていることが分かります。

・過去20年間を通してみると、景気後退前のPERは23-27でした。現在は31.9を示しています。


バフェット指数

参照:Buffett Indicator: Where Are We with Market Valuations?

<評価対象>

株式市場全体の割高・割安(マクロの過熱度)

<評価している内容>

  • 株式市場の時価総額 ÷ GDP(またはGNP)
  • 経済規模に対して株式市場がどれほど膨らんでいるかを測定
  • 市場全体が過熱しているか(割高か)を判断するマクロ指標

100%を超えると割高という指標ですが、現在は231.4%となっています。

2000年ドットコムバブルの140%

2007年住宅バブルの100%

と比較しても明らかに高い状態です.


CAPEレシオ

参照:Shiller PE Ratio

< 評価対象>

企業の長期的な収益力に対する株価の割高・割安(ミクロの収益力ベース)

<評価している内容>

  • 株価 ÷(過去10年のインフレ調整後の平均利益)
  • 景気循環による利益の変動を平準化
  • 企業の本源的な収益力に対して株価が割高かどうかを評価
  • 長期的なリターン予測に有用とされる

25を超えると割高とされている指標で.

ドットコムバブル時に記録した44が今の所一番高い値となっています。

現在は41.6とドットコムバブル時に近い値になっています。


まとめ

・S&P500のPERは過去の景気後退前と比較して最も高い

・バフェット指数は過去最高値

・CAPEレシオは過去最高値に近付いている

S&P500のPERは過去の景気後退前と比較して最も高くバフェット指数過去最高値を更新し、CAPEレシオは過去最高値に近づいている事がわかりました。

この状況をみると、どうしても株式市場に全力投球する勇気が持てません。

バブル崩壊の時期が誰にもわかりませんが、現金割合高め維持で様子を見ていきます。

(Image by HeungSoon from Pixabay

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